新婚旅行、家族旅行、友達との旅行などに限らず、カンクンへの旅行でみなさんが悩むのは、どこの旅行代理店のどんなツアーを利用してカンクンに行けばいいのか?ということではないでしょうか。
旅行会社が販売しているツアーには大きくわけて、3つの種類があります。パッケージツアー・フリープランツアー・ダイナミックパッケージツアーです。3種類の詳しい説明は後にするとして、お得なツアーの選び方としてのポイントは、この3つの中からどれを選択するかというところになると思います。
簡単に説明すれば、パッケージツアーは飛行機、ホテル、現地での移動・食事、ツアーガイドによる案内、添乗員さん(ついてない場合もあり)が全てついてくるものです。 一度ツアーに参加すれば、旅行会社がほとんど全てを手配してくれるし、観光地にも案内してくれます。手厚いサポートの分料金は高めに設定されます。ツアー会社のドル箱と言いますか、王道商品として扱われています。シニア層に人気の旅のスタイルです。
ホテルと航空券、空港からの送迎など、旅の根幹となるものだけを旅行会社が手配してくれるもの。添乗員は同行せず、食事やツアーガイドなどはすべてお客様自身で手配します。自由度の高いパッケージツアーだと考えればいいと思います。若者の格安旅行に人気。
フリープランツアーの良い点は、空港で乗り換え先を案内してくれるなどのサポート体制があげられます。飛行機を降りたところに名前を書いたボードを持って立って待っているので、初めての海外旅行で空港でのやりとりに不安がある方には強い味方となると思います。
ダイナミックパッケージツアーというと、ホテルと航空券をセットで予約することで、割引になるというツアーをそう呼びます。アメリカではすでにネット旅行販売の90%以上がダイナミックパッケージツアーといわれています。
各パーツ(ホテルや航空券など)をインターネット上で自由に組み合わせることで、通常のパックツアーにない旅程を組むことができるインターネット予約完結型のツアーです。 数あるホテルや航空便のなかから、予算と希望にあった客室タイプ・時間帯を自分で好きに選べるのがダイナミックパッケージの利点といえるでしょう。一般のパッケージツアーに比べて選択肢が多く、自由度が高い点が利用者にうけています。
それでいて、パッケージツアーと同じように航空券はITチケット(団体旅行用航空券)という団体割引レートが適用されるチケットのため価格が安く抑えられます。その価格も固定的な価格ではなく、各パーツ(ホテルや航空券など)の料金がリアルタイムに変動するなかで予約が行われます。結果、一般的には航空券とホテルをそれぞれ手配する価格より安くなると言われるのがダイナミックパッケージツアーです。
フリープランツアーにするか、パッケージツアーにするか、ダイナミックパッケージツアーにするか、どれにするかは旅行先によるところが大きいと私は思っています。
では、どれを選択するか?
『パッケージツアー』の最大のメリットは、何と言っても、色々な観光地を効率よく回れることになります。色々な都市を周遊する場合は、複数の都市のホテルを予約してくれるようなフリープランはまずないので、パッケージツアーか個人旅行になりますね。
対して、1都市に滞在するような旅行やリゾート地への滞在となればで、パッケージツアーのメリットは少なくなり、逆に『フリープランツアー』・『ダイナミックパッケージツアー』のメリット・存在感がぐんと大きくなります。そして、カンクンはまさにこのリゾートパターンに当てはまります。つまり、カンクンに行く場合はフリープランツアー・ダイナミックパッケージツアーを選択しましょう。
『パッケージツアー』を選ぶ際にはどの旅行代理店を選ぶかが重要になってきますが、『フリープランツアー』・『ダイナミックパッケージツアー』に関してはその重要度は大きく下がります。さらにそれがカンクンともなれば、ほぼ旅行代理店による差はないといっても過言ではありません。
実体験をもとに説明します。
一般的にツアーと言えば、旅行代理店。海外旅行の旅行代理店といえば「JTB」と「HIS」の2つで迷う人が多く、「近畿日本ツーリスト」等がそれに続くでしょうか。しかし、カンクンのように、ゴージャスなホテルに腰を据えて泊まるような1ヶ所滞在型のリゾートでは、旅行代理店はあまり重要ではない、とカンクンへの旅行を通して思いました。なにせ、ツアーのプランほとんどが自由行動なのですから、どこの旅行代理店を通して予約するかは全く問題ではなく、どこのホテルをチョイスするか?の方がよっぽど重要だと感じました。
カンクンの人気ホテルに興味がある方はこちらの『宿泊するべきカンクンの人気ホテルまとめてみました』ページもお読みください。
それこそリゾート地でもハワイでしたら、トロリーバスの巡回頻度やコース、各種割引情報、同じホテルでも某社はホテルへの影響力があるので海が見えるいい部屋をあてがってもらえる、旅行デスクが充実してる、なんていう旅行代理店特有の良し悪しがあったりします。
しかし、カンクンにはトロリーバスはありません。代わりに激安の公共バスが24時間体制で走っています。
ホテルの部屋のグレードも旅行代理店は関係ないです。というのも、それこそル・ブランやリッツ・カールトン、ハイアット・ジラーラ・カンクンやフィエスタ・アメリカーナ・グランドコーラルビーチなどの日本人旅行者が泊まるようなリゾートホテルは、全室スイートではありますがその中で部屋のクラスが細かく分かれています。オーシャンフロント(海が目の前に広がります)、オーシャンパーシャルビュー(海が目の前というわけではないですが見えます)、ラグーンビュー(ラグーンが見えます)、など。ホテルの予約時に決めるものですので旅行代理店での差はほぼないといってもいいでしょう。
また、旅行会社のツアーデスクがホテルに入っているなんてこともありません。ホテルのコンシェルジュがその代わりとなってお世話をしてくれますので正直な話、ツアー選びよりホテル選びが重要になってきます。
先ほど述べた特定の旅行代理店を通すようなメリットは、ここカンクンにはないといっていいでしょう。
余談ですが、私もカンクンへの旅行では、某旅行代理店A社で予約しましたが、A社の従業員(それも現地の会社に委託してるので厳密にはその旅行代理店Aの方ではない)と絡んだのはカンクンについた日と帰る日の送迎だけでした。他のメリットは皆無です。 観光ツアーは、ホテルのコンシェルジュにお世話してもらいました。しかもル・ブランのリゾートクレジットを使ってタダみたいなものです。旅行代理店のなんちゃら号というバン移動サービスは、その本数の少なさ故に時間があまりに限定され過ぎていて全く使えませんでした。ひっきりなしに来る公共バスで本当に十分でした。
ただし、旅行代理店によって差が出てくる唯一の点があります。
価格です。価格なのです。ここまでツアー自体には差がないのに値段にはかなり差があるのです。
次の項では、いかにして安いツアーを探すか、またおすすめなツアーはどれかを説明していきます。
ツアーの探し方は大きく分けて2種類あります。
たくさんの旅行会社のツアーをまとめて比較できるので(たとえばエイビーロードでは150社以上)、お得なツアーのとり逃しが少なくて、なにより便利です。旅行会社に特別なコダワリがない人にはこの探し方がオススメです。選択肢として以下サイトを挙げていますが、掲載旅行会社がカブっているところが多かったりしますので、大手のエイビーロードを見ておけば十分だと思います。
注意ポイント-予約サイトの一括比較はズレもある-
複数の予約サイトから一括で検索・比較できるウェブサイト、使ってみると確かに便利で、一度にまとめて検索できるメリットはありますが、実際に予約サイトへ移動してみたときの料金とはズレている場合が目立ちます。最安値をチェックしようとすると、また再検索しなおすことに。一括比較サイトにはそういった比較時の料金と実際に予約できる料金にズレがあることも、という認識で使ったほうが良いと思っています。
「大手のしっかりしたツアーじゃないと不安」というように、利用したい旅行会社がある程度決まっている人は、その旅行会社のサイトを直接見てみるのがいいと思います。比較サイトに情報提供している旅行会社でも、直接見てみると比較サイトには載せていないツアーがあったりもします。
まあ旅行会社はたくさんありますが、カンクンへのツアー系はだいたい定番が決まってますね。
以下のサイトを見ておけばたいてい事足りるはずです!
格安ツアーといえばココ!ってイメージがあると思いますが、目玉商品以外はそれほど安くないというのが印象です。他社と比較することをおすすめしますが、カンクン向きのツアーの数も少なくここを選ぶメリットはあまり期待できません。2.3泊のツアー限定ですかね。
カンクンに行きたいと考えている人は、一度サイトを訪れて比較検討する事をお勧めます。
ここの特徴は、30社の航空会社を比較可能空いていたら即予約可能な点。安心のJTBとのことで現地トラブルもJTBコールセンターで解決できます。万が一のトラブルに巻き込まれた時も、日本語によるJTBのサポートは心強かったりしますよね。
IT業界大手のDeNAグループが運営するオンライン旅行予約サイトです。海外ホテルの取扱い数は世界最大級を誇っています。
また定期的に日本人向きのキャンペーンを行なうなど価格競争にも力を入れており、価格もJTBやH.I.Sと同じくらいの安さ。最近ではExpediaに対抗して、価格最安値保証ということで他社より高ければ差額x3(Expediaは×2)を返金!と打ち出しています。セール情報も満載で、時折会員限定のシークレットツアー等もあるようです。一回は押さえておいてもいいかもしれません。
エクスペディアのダイナミックパッケージは、「ダイナミックツアー」と呼ばれ、選べる航空会社は400社以上、ホテルは35万軒以上という豊富なラインナップです。もしあなたが航空券とホテルを別々に予約するのであれば、航空券もホテルもエクスペディアで予約すると大変お得です。航空会社のなかには、LCCも含まれており、価格を気にする方にもぴったりの選択ができることでしょう。
さらに、「AIR+割」というサービスを始めており、エクスペディアの指定するホテルであればホテル代金を0円にしてくれます。UI(使い勝手)もとても洗練されており、万人受けする作りです。値段はどのホテルであっても最安になることが多く、カンクンに行く際にも最もおすすめするのが、Expediaのダイナミックツアーです。
エクスペディアのダイナミックツアーは実際にどれぐらい安いのかを検証してみました。 基本的に値引率は5%~30%の範囲なようでした。また基本的に格安航空会社よりも一般的な航空会社を利用したほうが値引率が高く、ホテルの予約金額が高い(リゾートホテルなど)ほどダイナミックツアーがお得になる傾向にあります。逆にLCCと安宿のプランだと、ほとんど値引きにはなりません。 残念ながら、日本からカンクンに行くためのLCCを使える路線はありませんし、カンクンは宿泊日数やホテル単価も高い傾向にあります。しかし、それが逆に大きな割引率になりExpediaの優位性となっている地域の1つです。カンクンはアメリカからの一大バカンス地ということもあり、アメリカ資本のExpedia側のホテルへの交渉力がとても高いことも考えられます。
「AIR+割(エアプラス割)」とは、航空券とホテルの両方を予約すると割引が効くシステム。航空券もホテルも取り扱うエクスペディアならではのサービスといえるでしょう。
リゾート地の高級ホテルでも、「AIR+割」は適用されるのです!むしろ高級ホテルの方が、割引率が高くなりやすい傾向にあります。
エクスペディアは、Expedia+というポイントプログラムを採用しています。
航空券予約の場合は750円に付き1ポイント、ダイナミックツアー予約の場合は75円に付き1ポイントです。3,500 ポイント貯まるとホテル予約、ダイナミックツアー予約で使える2,900円分の割引クーポンと交換できます。
1ポイントは、0.829円の価値となり、ダイナミックツアーだと予約金額の1.1%貯まり、航空券だと0.11%貯まります。航空券だと本当に雀の涙ぐらいのポイントしか溜まらないですが、ダイナミックツアーだと1.1%のポイントを貯めることができます。そのため航空券とホテルを同時に手配することで、航空券で本来は0.11%しか貯めれなかったポイントも1.1%貯まるということになりおすすめです。
ダイナミックツアー(航空券+ホテル)で手配した場合でも、クーポンは利用できます。
最もお得なエクスペディア(Expedia)のクーポンがアメリカン・エキスプレスのキャンペーンで取得できるもので3,750円オフ(15万円以上の予約)となります。また10~15万円の予約でもJCBまたはマスターカードを保有していれば2,500円オフとなります。
ただしダイナミックツアーの場合、クーポン対象外のプランは結構あります。ただし、カンクンのホテルでは私が試したところ概ね利用可能でありました。ぜひ使ってみてください。
とにかくこのサイトを訪れた皆様が、カンクンにしか滞在しないのであればエクスペディアのダイナミックツアーで予約する方法が最もお得です。
また「AIR+割」を利用するとコストパーフォーマンス(値引率)の良いホテルに泊まることができます。またクーポンもありますので是非ともこちらも使えるか確認してみましょう。
意外と知られていないダイナミックツアーですが、実はとてもお得で、カンクンというリゾートに特性としてもぴったりのツアー形態です。
ちなみに私が試算したところ、ハイアット・ジラーラ・カンクンの宿泊ツアーがエクスペディアを利用することで2名での旅行料金が20万円ほど安くなることがわかりました。気になる方は本サイトの『ハイアット・ジラーラ・カンクン特集』ページ内のツアー料金比較を見ていただければと思います。
とにかく、カップルでのカンクン旅行を成功させる秘訣はホテル選びと旅程のオリジナリティさといっても過言ではないです。ハネムーン料金の大半がホテル代金ですし、一番滞在している時間が長いのがホテルなので、当然ですね。
本サイトでは、ハネムーンカップル向けの多くのホテルの特集を組んでいますが、そういう情報に加えて旅行会社などスペシャリストのアドバイスをぜひ組み入れてホテル選びをしたいところです。
また、このサイトでは常々書かせていただいておりますが、カンクンの魅力は只のメガリゾートに留まらない、その多様性にあると考えています。つまり、訪れる人が持ちうる全ての趣向に添うようなオリジナリティー溢れる旅行にできるということです。より良いハネムーンにするために、できるだけ多くの情報を仕入れ、素晴らしい旅行としてくださいね。
というわけで、まずはホテルから見ていきましょう!
メキシコ・カンクン旅行で現金を使う場面は多々あります。そこでは現地通貨のペソを使わないと損をします。お得なペソ取得方法を知らないと平均して15,000~20,000円損してしまうことも。そんなムダ金は本当にもったいないですので、カンクンに旅立つ前に知識をため込み、準備をしていってください!!
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